ドクターベッタ 哺乳瓶
上の写真で、赤ちゃんが飲みやすそうなのはどちらの哺乳瓶だと思いますか?
[写真提供:ちびっこ育児の体験記]

正解は左!
Betta(ベッタ)という哺乳瓶です。

一般的な哺乳瓶は、ボトルがまっすぐな形をしています。
そのため、赤ちゃんの頭を寝かせて、ボトルを立てないとミルクが飲めません。
それに比べて、ベッタの哺乳瓶は、ボトルがカーブしているので、赤ちゃんの身体を起こしたまま飲ませることができます。

これは、母乳を授乳するときと同じ姿勢なんです。

どうして頭を寝かせるといけないのか?

ベッタを開発した小児科医の間では、
幼児期に起こる病気の70%は頭を寝かせた状態で授乳することが原因
と言っているそうです。

赤ちゃんの病気を多く診ている小児科医が言うのですから間違いないと思います。

頭を起こした、自然な姿勢で飲むことが、赤ちゃんの健康と成長にとって
とても重要だというのです。

身体を起こした状態で飲ませるメリット

webcitron-heart-026耳の病気を防ぐ
赤ちゃんの耳管は、大人に比べて太くて短い形をしています。

そのため、ちょっと専門的なお話になりますが、
頭を寝かせたままミルクを飲ませると、お口から飲んだミルクが咽頭の細菌と一緒に耳管から中耳へと流れ込んでしまいます。
これが原因で「頭位性中耳炎」という病気になりやすいということ。

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生まれたばかりの赤ちゃんの耳は、まだまだ成長途中。大人の耳とは形が異なるんですね。

webcitron-heart-026誤嚥(ごえん)を防ぐ
寝ながらよりも、身体を起こした状態で飲む方が楽なのは、大人も赤ちゃんも同じ。
飲み下す力の弱い赤ちゃんでも、ミルクが食道へ流れやすくなります。

webcitron-heart-026空気を飲みにくくする
一般的な哺乳瓶は、飲ませているときに見ていると分かりますが、空気が入って瓶の中でボコボコ泡が立ちます。
ベッタの哺乳瓶は、独特のカーブに沿って泡が逃げる構造になっています。
そのため、空気の飲み込みを減らし、げっぷを軽減してくれます。

これらのメリットを考えて作られた哺乳瓶が、ベッタ。
見た目が可愛い!だけじゃなく、赤ちゃんにとっても優しい哺乳瓶だったんです。

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ドクターベッタ哺乳瓶

続く
次の記事では、さらに深くベッタの魅力に迫ります。

 

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